2013年4月28日日曜日

SHOEIネオテックの防曇性能、他雑感

システムヘルメットを新調」してから約2カ月経ちました。

冬から春にかけて使用していたわけですが、防曇性能などについてちょっと振り返ってみます。

■防曇性能について
SHOEIのネオテックには
PINLOCK® fog-free sheetが標準装備されていて、この防曇性能はなかなかよいです。

それでも、曇りについては、メガネ装着で人間加湿器(つまり汗かき)な私にとっては、必ずしも完璧ではありません。これはfog-free sheetだけの問題では必ずしもないのことをあらかじめ先にお断りしておきます。

ヘルメットのベンチレーションの問題もありますが、かなり個人的なことである、眼鏡の問題、汗かきの問題が大きいのですw

つまり、ヘルメットそのものは本当に曇りにくくとっても良いのですが、眼鏡が曇ってしまいます。寒い日に、シールドを降ろしたまま信号などで少し停止していると、曇ります・・・眼鏡がw
これは悪循環なのですが、眼鏡が少し曇ってしまうので、走行時に全開とは言いませんが、ラチェット一個程度シールドを開けてしまいます。これですぐに曇りが取れるからです。そしてこのことにより眼鏡が冷えてしまうわけです。

曇るのは、寒暖の差が大きな要因だと理解しています。つまり冷えた眼鏡に、暖かく水蒸気をたっぷり含んだ息がかかるので、曇ってしまうわけです。
だからまた走る際にシールドをあげて風を入れて曇りを晴らすのですが、冷えてしまうわけです。

ちなみにメガネには毎回必ず曇り止めのスプレーを吹きかけて拭いているのですが・・・
もうすぐ5月と暖かくなってきましたが、涼しい夜はまだ同様にメガネが曇りやすくて困っています。オープン型のヘルメットARAI MZだと今の季節は大丈夫だったのですが、仕方がありませんw

PINLOCK® fog-free sheetの防曇性能そのものはかなりよいと思います。上記のようにメガネは曇ってしまいますが、その際にシールドは全く曇りませんので。もしメガネが曇らなければ、恐らく停止時にわざわざシールドを開ける必要がないと思われます。


■激しい雨の時には・・・
NEOTECは本当に気に入っています。だいぶ慣れてきたので、少し緩めに感じる時もありますが、問題があるほどではありません。

NEOTECというよりもPINLOCK® fog-free sheetの問題になりますが、激しい雨の時などはちょっと困ったことが起こることがまれにあります。

このシートは、ヘルメットのシールドの内側に張り付けて、2層構造にすることで防曇効果をあげているのですが、雨が激しいと、この2層構造になった部分に雨がしみ込んでしまいます。こうなると端の方が曇ってきてしまいます、2層構造の中でです。

これはとても困ったことで、2層構造になった内側、つまりシールドとシートの間で水滴や曇りがあるわけなので、これを拭うためには、シートを一度外さなければいけません。シールドを外すのは比較的楽なSHOEIですが、さすがに信号待ちでっていうわけにはいきません(当たり前ですがw)。

分かり難い写真しか撮れませんでしたが、少しだけ紹介しておきます。

左の写真は、シールドとシートの間が曇ってしまったところです。シートの下の方が約1cm程度曇ってしまっています。かなりの大雨で、気温は数℃だったと思います。約1時間近く乗った結果です。

シールドに水滴が付いているように見えますが、そうではなく、2層構造の内部に入り込んでしまった水です。
右の写真はシールドを外して内側から撮影したものです。
こう見ると結構酷く見え難そうに見えますが、実際にはそれほどではなく、走行に大きな支障はない程度です。ただ気にはなりますがw

下の2枚の写真は、ヘルメットの内部から撮影したものです。


それほど酷くはないですよねw

ちなみに、雨が降っていて湿気が高く、かつ寒いと、どうしてもメガネが曇ってしまうので、停止時にシールドを上げざるを得ません。それによって水が入り込むのだと思っています。通常シールドを閉めておけば、内側に水が入り込むことはそうはないはずだからです。

大雨の寒い日は、どうしたら良いのか思案中ですw


■ベンチレーションと音について
曇りとベンチレーションはかなりの関係がありますよね。
但し走行時に限りますがw

NEOTECには、ベンチレーション開閉操作をするところが3か所あります。

a:頭の前に大きな吸入口は3段階のスライドスイッチ式になっています。
b:頭のてっぺんに小さなスライドスイッチがあり、恐らく排出口の開閉をしていると思われます。
c:顎のところに吸入口があります。

aのベンチレーション効果は抜群です。かなり風が入ってきます。まだ夏ではないのでわかりませんが、それほど蒸れずにすむかもしれません。
但し、ちょっと問題があります。それは音です。
aを閉めておくと、非常に静かです。でも開けると、結構大きな風切り音がするのです。ボーーーっといった感じです。仕方がないとは思いますが、結構大きな音で、高速道路を巡航している時は、かなり気になる位です。

bについては、効果がいまだによく分かりません。なんとなく効いているようにもおもうのですが・・・夏の暑い時期にならないとわからないのかもしれませんね。

cについてですが、これは残念ながら全くといってよい程効いていません。開けても風が入ってきません。但し、乗っているバイクが、SilverWingでロングウインドシェードがあって、走行時に口付近に風があまり吹かないからかもしれません。
ここから風がきちんと入ってくれれば、曇り止めにもなるような気がしているのですが・・・本当に残念です。
穴を開けたい衝動に本当にかられていますwできれば電動ファンがついていると本当によいのですがww


■fog-free sheetのメンテナンス
実はちょっと迷っていることがあります。
PINLOCK® fog-free sheetですが、シールドに張り付ける側はそれほど汚れないですし、水洗いもしくは薄い中性洗剤で洗えばよいようなのですが・・・
問題は逆側です。

シールドの外側は「シールドクリーナー」で、
シールドの内側は「曇り止めスプレー」で清掃するのだと思うのですが・・・
マニュアル(PDF)によると、『ベンジン、シンナー、ガソリン、ガラスクリーナー、アルコール類、その他の溶剤は絶対に使用しないでください。』と明記されています。
2層構造にするだけでなく、内側に防曇効果があるように加工されているそうです。
当然のように、多くの曇り止めスプレーはアルコールを含んでいます。私が通常使用しているものも勿論含んでいます。
2層構造と加工とどっちがよく防曇に効いているのか分かりませんが、現状でとても効いているので、あまり触りたくありません。ということで、メンテナンスに困っています。

毎日のように水洗いするのはさすがに面倒なので、メガネ拭きで丁寧に拭いて、時々水洗いをするようにしています。